今回のテーマは「ローソク足」です。
テクニカル分析とは?でも軽く触れましたが、ローソク足とは、日足チャートの場合は1日の株価の値動きを示すものとお話しました。
もう少しその点を詳しく説明します。
図中にいろいろと単語が出てきました。
まず、この2つを覚えましょう。
◆陽線(ようせん)
1日の始まりの株価から、1日が終わった時の株価がプラスで終えたもの
◆陰線(いんせん)
1日の始まりの株価から、1日が終わった時の株価がマイナスで終えたもの
そして、1日の始まりの株価を「始値」(はじめね)1日の終わりの株価を「終値」(おわりね)と呼びます。
ちなみに、午前9:00から~11:30の取引を前場(ぜんば)、午後12:30~15:00の取引を後場(ごば)といい、後場終了で1日が終了します。
単純に言葉の定義だけの話ですので、少しずつ慣れて覚えていきましょう。
ローソク足の図には他に「高値」(たかね)と「安値」(やすね)という言葉があります。
これは、1日の内で「一番高かった株価」「一番安かった株価」を表しています。
1日は始値から始まり終値で終わりますが、その間、取引が行われ株価は上下して動いています。
その値幅がどれくらいだったかがこの高値・安値で分かります。
例えば、このようなイメージです。
始値から終値の部分をローソク足の「実体」と呼び、その上下の高値・安値までの線をヒゲと呼びます。
実は、このヒゲの状態で今後どのような動きが予想されるかが分ったりします。大きな下ヒゲを引いた陽線は買いシグナル(サイン)だ!等々。その辺りも今後もう少し詳しく情報発信していきます。
1日の日足チャートにおけるローソク足を例に説明しましたが、これが例えば月足チャートだと、月初の株価(始値)~月末の株価(終値)が1つのローソク足となります。考え方としてはただ時間軸が変わるだけですね。
●分足チャート:1本のローソク足が分単位で生成
→5分足チャート→1本のローソク足が5分単位で生成
→30分足チャート→1本のローソク足が30分単位で生成
→60分足チャート→1本のローソク足が60分単位で生成
●日足チャート:1本のローソク足が1日単位で生成
●月足チャート:1本のローソク足が1月単位で生成
チャートを知る上で基礎となるローソク足をまず理解して、次にチャートも理解し少しずつテクニカル分析ができるようになりましょう!