1本のローソク足のパターン

テクニカル

今回のテーマは「1本のローソク足のパターン」です。
1本のローソク足でのパターンには以下のものがあります。
それぞれ特徴があるのでゆっくり理解していきましょう。

・陽線坊主/陰線坊主

上下にヒゲが無く、一方的に上昇(下落)しているパターンです。陽線・陰線のいろいろな派生パターンの中で一番上昇や下落の勢いが強いのがこの陽線坊主/陰線坊主です。

・陽の寄り切り線/陰の寄り切り線

勢いは強いが反対方向で終わっているパターンです。
例えば、陽の寄り切り線は、始値(安値)から上昇し、高値に達しその後反転して終値で終わっています。上昇方向だったのが下落方向(反対方向)で終わった形となっています。陽線坊主/陰線坊主と同様に出た方向への勢いが強いことを示していますが、それぞれ上ヒゲ・下ヒゲが付いていることから、少々反対方向の動きも出ていることを示しています。

・陽の大引け坊主/陰の大引け坊主


一度下げる(上げる)がその後上昇(下落)するパターンです。
例えば、陽の大引け坊主は、始値から安値に下落し、その後上昇し高値・終値で終わっています。寄り切り線とは反対のパターンとなります。

・陽のカラカサ/陰のカラカサ


実体が短く下ヒゲだけがあるパターンです。寄り付き(取引開始のこと)後に一度下げた後に反発し、始値付近まで株価を戻している形です。いずれも一度下がった後に反発しているので、反転の可能性があると考えます。

・トンボ


実体が無く、下ヒゲだけがあるパターンです。カラカサと同様、一度下げた後に反発していることから、反転の可能性があると考えます。

・トンカチ


カラカサの反対で実体が短く、上ヒゲだけがあるパターンです。寄り付き後一度買われてから反落し上昇が否定されているので、下げへの反転の可能性が考えられます。

・トウバ


実体が無く、上ヒゲだけがあるパターンです。トンカチと同様に寄り付き後上昇しその後反落しているので、下げへの反転の可能性が考えられます。

・コマ


小陽線・小陰線の上下にヒゲがあるパターンです。上昇か下落かの方向性がない状態を示唆します。実体が陽線ならば少々上昇方向かなという感じです。

・十字線


実体が無く、上下にヒゲがあるパターンです。上昇・下落の方向性がない状態を示唆します。

◆(まとめ)各パターンと上昇(買い・下落(売り)の方向性の強さ

1本のローソク足のパターンでもいろいろあることが分かるかと思います。これら1本のパターンをもとに、2本でのパターンも順に学んでいきましょう。
やはり基礎が大切だと思います。

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