2本のローソク足のパターン

テクニカル

今回のテーマは「2本のローソク足のパターン」を見ていきましょう。

前回は「1本のローソク足のパターン」でしたね。

1本のローソク足の形状だけではなく、2本目のローソク足の形状によってさらに値動きを予想することができます。

2本のローソク足のパターンには以下のものがあります。

・包み足

包み足とは、1本目のローソク足が2本目のローソク足の実体の中に収まるパターンです。
この図中の③は、上昇局面で反転(下落)を示唆するパターンとなります。
④は下落局面で反転(上昇)を示唆します。

・はらみ足


はらみ足とは、包み足とは反対で2本目のローソク足が1本目のローソク足の実体に収まるパターンです。
この図中の③は、上昇局面で反転(下落)を示唆するパターンとなります。
④は下落局面で反転(上昇)を示唆します。

・かぶせ線


1本目の大陽線の中心線を2本目の陰線が下抜けしてしまい、上昇が打ち消されている状態です。これは売り(下落)のサインとなります。特に上昇局面で出た場合は、上昇の天井(一定期間における株価の一番高い状態)を示唆します。

・切り込み線


1本目の大陰線の中心線を2本目の陽線が上抜けて、下落の勢いが打ち消されている状態です。これは買い(上昇)のサインとなります。上昇局面でこの切り込み線が出た場合は、上昇トレンドの継続を示唆、下落局面で出た場合はトレンド反転(上昇)を示唆され、買いのサインと考えられます。


・差し込み線


1本目の大陰線の中心線を2本目の陽線の上ヒゲだけが上抜けた状態です。上昇の勢いが押し返されているので、これは売り(下落)のサインとなります。上昇局面でこの差し込み線が出た場合は、上昇の天井とされるので売りサインと考えられます。

1本目のローソク足のパターンと合わせて考えると、上昇・下落の判断が混乱しそうですが、ゆっくりと理解して腑に落ちるようにしていきましょう。

1本のパターン、2本のパターン、また一定期間のチャートのパターンから上昇・下落の傾向が判断できるようになってきます。

基礎をしっかり固めましょう。

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